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スタートアップ再考 #KDDI_mugen_Labo まとめ

 

日本でも、ちょっとしたスタートアップブームを感じます。

僕らはハロを2008年に起業して、資金調達もせず、もう3年目なので、ちょっと焦ることもw

 

現在は、所謂bootstrapという、自力で運営資金を稼ぎ出しながらサービスを作るというスタイルをとっているのですが、

支援を受けてスピードアップしている周りの会社を見ると、

それもまたありだな、なんて思ったりもします。

 

でも、正直、二の足を踏んでしまうところがあります。

そもそもIncubate=孵化、って赤ちゃんじゃないんだから、って。

群れるのも好きじゃないし。。

フリーダムがいいし。。

だから、億単位で資金が必要になるタイミングまでは、特に考えないでいよう、とも思っていました。

 

でも、今のブームには何か理由があるはず!というわけで、

KDDIさんのスタートアップ支援プログラムのKickOffに参加してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

結論、こんな人にはいいかも!と思いました。

・世の中に大きなインパクトを与えたい

・「事業」に集中したい

・支援してくれる方達と、チームとしてやりたい

・クレイジーなやつらと切磋琢磨したい

・嵐とCMで共演したい(KDDIさんだから)

 

 

ただ集まるんじゃなくて、それぞれに志があればいいんだなと。

そして、行き場をなくしている資金を、役に立つ場所に連れてってあげればいいんだなと。

 

逆に、孤高の天才タイプはそうしなくても人やお金が集まってきそうなので、

別でやればいいんじゃないかな、とも思いました。

 

 

パネルディスカッションが参考になったのでメモをシェアします。

共通するのは、みなさんめちゃくちゃ動いている、ってこと。

自分から動かなきゃ、チャンスはつかめないよね、と。

 

 

■頓智ドット井口さん

3分のプレゼンで伝えること

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■GREE青柳さん

KDDIとGREEのパートナーシップ

2006年当時、なぜ提携に至ったか?

・当時の成功パターンは、キャリアと組むこと。(GREE、EZナビウォーク、モバオク、コロプラ+、brand Garden)

・売上1億 4億円投資。 50億円の時価総額。

・そこから、毎週KDDIとMTG、やりたいことを伝える。自分から引き出す。

・まずKDDIで70%のユーザーを獲得。その後、他キャリアとの取引にも制約はなし。

→日本のモバイル業界でのベンチャー支援実績をもっている。

 

■コロプラ千葉さん

コロプラは2008年10月1日誕生。

check-in数は4000万回/月 (foursqureは9000万回/月)

ポイントはアナログなこと。コロカをなぜフェリカにしなかったのがGood.

→カード自体が集めて楽しい物に。

 

 

ここからはディスカッション。

 

1,アイデアとの出会い=アイデアを思いつく瞬間、出会うための工夫。

井口さん:散歩中に空から降ってくる

近藤さん:不便だと感じたものを改善する。100人のモニターにより、ユーザーが欲していたことを知る

千葉さん:端末の機能ありき。

青柳さん:田中さんが3-5年後を見ている。それをサポートするアイデアを考える。

→アイデアを出す人、実現する人のバランスは大事。

 

 

2,人との出会い=起業した仲間、パートナーとの出会い

千葉さん:2002年に馬場さんと出会う。

色んな大学のキャンパスに行き、人に合う。

コロプラをビジネス化するときに、一緒にやるようになる。

日光のおせんべいやさんからメールをもらって、コラボすることが実現。

作る側と、それ以外。クレイジーな人は不可欠。

 

井口さん:九段下の駅で赤松さんと出会う

お互いiPhoneをやっていた。「セカイカメラというものをつくろうと思っている」3ヶ月でモックアップ、プレゼンまで持っていく。

近藤さん:未踏ソフトウェア創造事業の際、クレイジーな人と沢山出会う。

シリコンバレーとか、クレイジーが普通だからいいんじゃないかな。

 

塩野さん;チーム

DropBox、evernoteとか、アイデアはみんな持っていた。

違いはチームで、そこがお金を集めて、サービスを大きくすることができのでは。

 

 

3、世界との出会い=グローバルへの関心、海外進出における課題

 

近藤さん:アキバは誰でも知っている。

日本でGoogleを作ろうと思ったが、難しかった。

シリコンバレーでオフィスを作ると、物事が簡単に進んだ。人脈、お金とか。

世界中からITの凄い奴が集まっている。

 

井口さん:シリコンバレーにて

アンディルービンには会えた。ロボット繋がりの、人脈。

自分でチャンスを作ること。

 

青柳さん:シリコンバレーで、とりあえず会って、協業したり、ライバルになったりする。層の厚さ。

openfaintの人たちも、若いけど、タフ。

 

千葉さん:ドメスティックグローバルw

モバイルなら、日本発でのサービスを作れるんじゃないか。ガラケーばかにするなよ。

クレイジーな人の周りにそれがいる。ということは、そうなるべし。

まず、会いたい人、NO.1の人に会って、感覚をつかみ、モチベーションに。

近藤さん:宇宙レベルで変な人に会うこと。

創業者が求めるのは、売上じゃなくてインパクトを与えることだ。

 

 

■まとめのキーワード

近藤さん:宇宙

千葉さん:社会に貢献できて、皆が儲かるサービス

井口さん:EmPassion

青柳さん:imagination Smartphone、Androidの流れは間違っていない。その市場でやりぬくこと。

塩野さん:繰り返す物。カッコイイスタートアップを望む。

 

 

支援プログラムの内容はこんな感じみたいです。

 

■KDDI∞Labo支援内容

KDDI official:http://www.kddi.com/mugenlabo/

Techwave:http://techwave.jp/archives/51675633.html

cnet:http://japan.cnet.com/news/service/35004360/

ITmedia:http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1106/21/news101.html

 

■ビジョン

KDDIと一緒にグローバルに通用するインターネットサービスをつくっていこう

 

■環境

2010ケータイ之出荷台数は回復

Smartphone比率は急速に拡大

 

■目的

1,エンジニアが頑張る場所

2,チャレンジする人が集まる場所

3,ワクワクするサービスを世に出したい

→Androidを中心としたサービスを盛り上げたい

 

■サポート内容

・アプリの開発サポート

・プロモーション

・経営サポート

・海外展開

 

■プログラム

チームで応募、事業化。

3ヶ月間の開発支援

・毎週の対面アドバイス、Weekly Presentationでの成果発表

・コミュニティスペースでの交流

・プロモーション支援

 

■支援する環境

・最新端末

・サーバー環境

 

■スケジュール

7月まで応募

8月選考の上、プログラム開始 5チームくらい?

10月完成

11月プロモーション、KDDIとの提携

 

 

■もし僕が応募するとしたら。。

 

KDDIがほしいラインナップの中で、空いているところ。ワクワクするところ。

というところで、

 

・ゲーム以外で、位置情報、動画など、Smartphoneの強みを活かせるところ。

smart art / creationあたり。Android入り地球儀とか。

リアルと繋がるものとか。

 

・Social Adsのプラットフォーム

広告も、テクノロジー一辺倒じゃなく、Social的なものに。ちょっと面白かったり。

 

とかかな★

 

 

僕も最近コードを書き始めたんですが、

一緒に面白いこと考えてくれる方いましたら、

Twitter、Facebook、メールなどでご連絡くださいね。

Twitter:@ossam

Facebook:Osamu Ise

Mail:osamuise@gmail.com

 

 

イセオサム

【続】アプリかブラウザか、それが問題だ。モバイルコマース編

 

先日書いたエントリーに沢山の反響をいただき、ありがとうございます。

 

アプリかブラウザか、それが問題だ スマートフォン編

 

 

mashableに、モバイルコマースにおいてのアプリかブラウザか問題の記事があったので、

まとめてみました。

Native App vs. Web App: Which Is Better for Mobile Commerce?

※私Non-nativeなので、誤訳あればFacebookコメントなどでご指摘いただけると幸いです。

※青字は私の補足です。

 

Smartphone, tabletブームの恩恵を最も受けるのは、モバイルコマースだろう。

モバイルコマースの市場はPCほかと比較するとまだ小さいが、

大きなポテンシャルを持っていると見ることができる。

 

ebayやAmazonは、年間数十億ドル(数千億円!)を

モバイルコマースのためのアプリやサイトから売り上げている。

(もちろん僕もAmazonのアプリでよくモノを買う)

 

2011年3月のレポートによると、

ヘビーなモバイルユーザーの内49%が6ヶ月以内にモバイルで購買をしているという。

49% of “heavy mobile web users” have made a purchase using a mobile device.

 

マーチャントは、”e-commerce”のみならず、”mobile-commerce”の戦略を考える時代になった。

そのためには、モバイルでの購買に最適化されたサイトorアプリを創ることが必要である。

 

 

※参考

日本では、2005-6年くらいに出ていた話題ですね

日本のモバイルコマースの売上は2009年時点で9681億円。(コンテンツは除いてます)

現在は、1兆円を越えていると想定。

 

 

 

 

 

※出典:MCF

 

 

対して、USの市場は下記。

2010年売上34億ドル(1ドル=80円換算で約2720億円)  前年比140%アップ

日本の1/4くらい。

ebay,Amazonをはじめ各社が圧倒的な伸びを見せていると考えると、

今季は140%以上の伸びを見せるでしょう。


 

 

出典:Nacirema社会の実情と移動手段の発展

 

 

 

モバイルサイトと、アプリ、どちらを選ぶべきか?

 

これは、2011年のモバイルweb業界で、Hotな議論となるだろう。

いくつかのdeveloperはhyblidな手法をすでに構築しているが、問題は複雑だ。

HOW TO: Make Your Mobile Websites Act More Like Native Apps

(jQuely mobileもその中の一つ)

 

まずは、出来る限り多くのチャネルを構築することだ。

コンバージョンレートはプラットフォームや商品の並べ方によって大きく異なるが、

どこにリソースを割くかを決めることは、困難だからだ。

 

 

コンバージョンレートはプラットフォームに依存する

 

※mashableよりそのまま拝借

 

ひとつの例では、アプリの約2倍以上のユーザーが、WEB経由で購入しているようだ。

しかし、すべての企業がアプリを提供していわけではないなどの理由があるので、

これは一つのFACTでしかない。

その他のFACTも並べてみる。

  • iPhoneアプリの場合、WEBより30%コンバージョンレートが高い
  • androidの場合、アプリでもWEBでも変わらない
  • Black berryになると、アプリのコンバージョンレートのほうが低い。

 

直感的には、納得できそうじゃないですか?

アプリのクオリティ、端末の表現できること、世界観etc…

 

もちろん、考えるべきは自分の顧客がどんな人たちで、どんなデバイスを持っているかだ。

ユーザーの半分がiPhoneを持っているなら、コンバージョンレートの高いiPhoneアプリに注力すべきだし、

Black berryならWEBだ。

 

 

表示スピード

 

PCサイトと同じく、スピードは重要な要素だ。

  • 表示スピードが遅ければ、ユーザーは離れる
  • WEBで、PCと同様のサイトが表示するようなら購買したくなくなるだろう

 

面白いことに、No.1のWalgreensのアプリとモバイルサイトは、ほぼ同様の作りだ。

(ユーザーがPCでも、モバイルサイトでも、アプリでもどこでも買える、というのを意識しているのか?)

 

 

HTML5 to the Future

HTML5はVideoの未来を変えるように、

モバイルコマースにとっても非常に重要な役割を果たす。

  • ローカルストレージ
  • オフラインでの利用
  • HTML5ベースで作りカスタマイズすればアプリにできる

 

などを活用することで、Developerは

Smartphoneやtabletに最適な体験を創りだすことができる。

この技術で、新しいデバイスが出てきたとしても対応できるだろう。

 

 

以上!

 

考えてみるとアタリマエっぽいですが、

「とりあえずアプリ作れ!」とか言うまえにユーザーを見ましょう。

 

 

 

※参考記事

アメリカのモバイル・コマース市場概要(2010年)

モバイルコンテンツフォーラムレポート(2010年)

 

 

ちなみに、本家mashableの記事を書いている方はたいそう美人さんです♪

Christina Warren Christina Warren