先週から始めたスマホのロックスクリーンについての連載、第2回目です。意外と戦争っぽくなっていなかったので、タイトルを「革命」に変更しました。今回は、なぜ僕がスマホの待ち受け画面に惹かれたのかを考えてみました。
【第1回】スマホロックスクリーン戦争 〜5つのプレイヤー&参入大予想〜
「ロックジョイ」のリリース後、僕らは初めてiPhoneの待受け画面に広告を配信しました。アプリやメディアではなく、iPhoneやandroid端末の待受け画面に。これで、ロックジョイをインストールしたユーザーには、スマホを開くたびに、時間に合わせた画像や広告が表示されます。(写真はフジテレビさんのドラマ、ガリレオの広告)
これが、スマホ広告市場において歴史的な一歩になることを祈りながら。
なぜ、ユーザーにとってスマホの待受け画面が大切なのか?
あなたは、スマホの待受け画面を何と呼んでいますか?
- 待受画面
- ロック画面
- ロックスクリーン etc…
待ち受け画面は、多い人だと1時間に4回も5回も見る、スマホの入り口です。恋人や子供の写真を入れている人もいれば、自分の好きな写真、DLしたおしゃれな画像などなど、カスタマイズしている人は多いはずです。
僕らは、この場所を、ユーザーにとっての「自分だけのメディア」にできたらいいな、と考えました。
折りたたみガラケーのときは「待受」だったものが、折りたたまないスマホになって「ロックする場所」に変化しました。僕らがこの場所に感じているのは、電波や、何かの着信を待ち受けている場所であり、インターネットの世界につながる入り口。
ケータイは、自分専用にカスタマイズするもの。ガラケー時代にはケータイストラップからはじまり、「待受け画面DLサイト」が流行ったり、きせかえケータイが流行ったりしました。それがスマホになってからはスマホケースで外見をカスタマイズしたり、CocoPPaに代表される「中身のきせかえ(アイコン、ホームやロックスクリーン)」が定番化してきました。
きっと、設定した画像を表示するだけじゃつまらない。その場所は、時間によって変化したほうが面白い、と考えています。
ちなみに、ロックジョイを設定すると、iPhone、androidの待受が、1時間ごとに変わるようになります。普段はボケてやFlickrの画像などが流れてくるのですが、時折ユーザーに興味のある広告を配信します。これが意外と、楽しかったり。ユーザーは、待受を楽しむだけでなく、広告を見たり、アクションすることでポイントが貰える、というわけです。これまでのリワード広告との違いは、「ポイント稼ぐぞ!」と意識せずに、ユーザーが自然に広告に触れる、ということです。
待受けはユーザーにとって大切な場所なので、当初は反発もあるかなと予想したのですが、思っていた以上に受け入れられ、非常に嬉しく感じています。
なぜ、広告主にとってスマホの待受け画面が一等地と言えるのか?
実際に、リリースしてからすぐにPVが出始め、約10社に広告出稿してもらって、iPhone、androidの待受け広告の強さに驚いています。インプレッション数やCTRの高さも当然のことながら、なにより感じ方がこれまでのメディアとは全く異なります。
もはや、どのメディアに広告を出しているか、ではなくて、「スマホ自体に広告を出している」からです。
iPhoneが日本にきてからちょうど5年が経ちました。しかし、ディスプレイ広告はアドネットワークがほとんどであり、「スマホの大画面、リッチさを活かした広告がほとんどない」という課題を解決しようとするプレイヤーはほとんど現れていないのが現状です。
そこで、今一度、広告主にとってのスマホ広告市場の課題について考えてみます。
<スマホ広告市場の課題>
スマホでは、アドネットワークがメディアの立ち上がり期からあったことにより、メディアとしてのプレミアムがつく「純広告」というものがほとんど売れない状況でした。今年、1,000億円を超えると言われる市場の中で、Googleのリスティングとディスプレイネットワークが半分以上、残りはアドネットワークとリワード広告が少し、純広はごくわずか、という比率だと思います。
※参考
スマートフォン広告市場動向調査を実施、2017年までの想定推移・広告商品別広告費など発表 by サイバーZ
サイバーエージェントの決算から2012年のモバイル広告費を算出したよ by ossam.jp
しかし、電通さんや博報堂さん、ADKさんが抱えているブランド系広告主は、「どのメディアに広告が出るか」を強く気にしています。
Googleを始めとしたアドネットワークの長所は、多くの面に配信し、効率を上げていく運用ができることです。獲得系のクライアントならよいのですが、ブランドを重視する広告主にとっては、impやCTR、CVRだけではなく「どの場所に表示するか」も重要なファクターになるのです。逆に、変なメディアに出ていないか、という点をアドネットワークのリスクとして捉える傾向も残っています。
僕らは、誰もが使う一番の看板である、スマホのロック画面にコンテンツや広告を配信することで、ユーザーを楽しませながら、広告主のニーズを満たしていこうと考えています。ガラケー時代に最強だった、キャリアポータルのトップ面、imenuTOPやezwebTOP、Yahoo!TOPを超える「スマホTOP」という最高のディスプレイ広告市場を創れたらいいな、と。
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試しに使ってみたい方はコチラよりインストールしてくださいませ。
ロックジョイ
iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/lagjoi-lockjoy/id656698242
android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.buzzvil.lockjoy
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革命は、続く。
A simple and iniegltlent point, well made. Thanks!