iPhoneアプリ「ボケて」のプロデュースで気をつけたこと

 

ブログも久々の更新となってしまいましたが、本日10月10日、iPhoneアプリ版ボケてをリリースしました。

この1年、僕はHALOでスマホアプリ事業にコミットしてきました。

アドラッテのローカライズでは、Appstore1位獲得、100万インストール突破、売上も広告モデルのアプリとしてはなかなかの実績を出すことができました。非常にエキサイティングで、楽しい1年でした。サービス運営は超楽しいのですが、僕ら自身も毎日使える、楽しめるサービスを手がけたい、といった思いもありました。

 

その次の一手がコレです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真で一言、ボケて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑いました?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年、NAVERまとめで600万PVを出したお笑いサイト「ボケて(bokete)」のiPhone版です。

 

ある日、僕はブレイブソフトの菅澤さんと「なんか見ていて楽しいアプリ」を創りたいね、という話をしていました。インスタグラムはちょっとオシャレすぎるし、ゲームじゃなくて、スキマ時間にちょっと気分転換できるものとか。その時に頭に浮かんだのが、ボケてでした。

ボケてを運営する株式会社オモロキの代表、鎌団子は僕の日テレ時代の同期です。退職後、2008年にオモロキを立ち上げ、なぜか熱海市議会議員になり、本人が「事故」と語るように、ボケてが大ブレイク。運営を強化、スマホへの対応やアプリ化の方向性を持っていました。電話したところ、あっさり一緒に創ることに決定。ブレイブソフトさんも加えてAPI提供、デザイン、プログラムをしっかり役割分担し、歌舞伎町の謎のお店に飲みに行きました。

 

ボケてのこだわり

プロジェクトは、ハロ、オモロキ、ブレイブソフトの3社で進めました。優秀なサービス&プログラマー(オモロキ)、iOSエンジニア(ブレイブソフト)、デザイナーとマーケティング(ハロ)たちと仕事をする中で、自分の役割は、ボケての世界観を崩さず、手のひらの中に持っていくかを考えることだけでした。多くアプリのUIパターンを参考にしつつ、「ネタを活かす」構成にしたつもりです。

・誰でも使えるUIであること。

これは、オモロキの鎌団子とテレビで教わったことでもあります。子供から、お年寄りまで一緒に見て楽しめること。この考え方は、メディアを創る人として染み付いています。FacebookやPath、Pinterestみたいなちょっとオシャレで縦長に使えるUIも考えましたが、最初はタブビューで機能をわかりやすく伝えたかった。

iPhone5で画面が縦に長くなって、左上がデッドゾーンになりつつあるので、今後を考えるとよかったかなと。

 

・シンプルで、サクサク見れること。

PC版にくらべ、機能はかなり削りました。「スマホで笑うのに必要なものはなにか?」を追求し、一旦機能を洗い出して、最終段階でバサバサカットしていきました。皆が同じ「スマホで一番笑える形」というビジョンを持っていたような気がして、非常にスムーズでした。

もちろん、今後必要なものはアップデートで追加していく予定です。

 

・ネタを活かすデザイン。

デザインは、ハロのパクに担当してもらいました。オーダーは「ネタが活きる」こと。

というわけで、寿司屋のカウンターみたいな木目調というアイデアが採用されました。ただのオエカキではなく、デザインを手のひら入れて考察する。WEBとは別の「スマホ=手のひらで見るデザイン」を、最近UI,UXと言われているような視点で考えられるデザイナーが貴重だと感じています。

 

打ち合わせ中に吹き出すメンバーが続出する、楽しい制作期間でした。

 

WEB版とアプリ版との感覚的な違いをオモロキCTOゆーすけべーのブログがうまく表現してます。

アプリの主要な機能はこんな感じです。

  • ランキングを見る(注目、人気、殿堂入り)
  • 新着ボケをひたすら見る
  • ログインしていたらボケへの評価が出来る
  • 自分の過去に評価したボケを見れる

実際 iPhone でこうした機能を使うとWeb版とは違う楽しみがあって面白いんですよね。

例えば、新着のボケって玉石混合なわけですが、iPhoneで見ると、Web版では「刺さらない」 はずのボケまで面白く見えたります。なんというか手元で操っているということが、 「自分に近い」状態をつくるので「より刺さる」んじゃないんでしょうかね。

また、自分が評価をしたお気に入りのボケをiPhoneaアプリという形で持ち歩くことが出来るで、 人に見せびらかすことが出来て「笑いのツボ」が合うかみたいな遊びが出来てすごいいいですね。 ちなみに、鎌団子さんと僕は仲が良いですが、笑いのツボが全く違いますw

 

というわけで、気になったら使ってみてくださいね。

http://itunes.apple.com/jp/app/bokete-bokete-mian-bai-xie/id563446587 (iPhoneのみ対応)

 

 

 

 

 

もちろん、これからiPhone5対応も含めてアップデートやデバイス展開をしていきますので、お楽しみに!

iPhoneアプリ「ボケて」のプロデュースで気をつけたこと」への4件のフィードバック

  1. ピンバック: 日本を笑いを届けるWEBサービス「ボケて」 | トディーブログ

  2. ピンバック: オモロキ取締役CSOに就任しました。 | Playful Worker

  3. ピンバック: 「ボケて」の殿堂入りネタランキング 2012 – goo ランキング | LICHIS

  4. ピンバック: 日本に笑いを届けるWEBサービス「ボケて」 | トディーブログ

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