人生の時間は限られている。だからこそ、大好きなものだけに囲まれた生活がしたい。そう思うのは、女子のみならず、男子もでしょう。かと言って、断捨離ブームみたいにストイックにやりすぎては、味気ない。また、なんとかモノを綺麗に収納する的な片付けもつまらない。
先日ドラマ化もされた人生がときめく片づけの魔法をkindleで読んで早速実践したところ、ゴミ袋10袋分くらいがでました。この本は、人生を変えるために片付けをする、という素敵な本でした。
著者のこんまりちゃん、カワイイですよね。彼女が言うのは、ファイリング法や収納法などのノウハウよりも、「何に囲まれて生きたいか」という極めて個人的な価値観を大事にすること。いろんなものが整理されると、心が過去ではなくて、未来に向かう。
これからも1年に1回くらい片付けを実施すると思うので、大事なところをまとめておきます。
マインド編
1.一気に片付ける
一気にやることで、意識の変化を劇的に起こす。
2.ときめかないモノは捨てる
本当に大切なモノを大切にするために、役割を終えたモノを捨てる。ときめかないけど、捨てられないモノに対しては、そのモノの本当の役割を考える。その役割が終わっていたら、感謝して捨てる。「捨てる」ことだけを考えて片付けをすると、不幸になる。本来片付けで選ぶべきなのは、残すモノだから。
3.モノに感謝する
無意味に捨てるのではなく、一つひとつのモノに向き合って、そこで出てきた感情を味わって、モノとの関係が消化できる。
捨てるときも、「ごめんなさい」ではなくて、「出会ってくれてありがとう。いってらしゃい」
4.片付けは祭り
儀式的なものでもある。毎日やるものではない。
5.空間は過去ではなく、未来の為に。
空間は過去の自分ではなく、未来の自分のために使う。もらった手紙とかは、もらった瞬間に価値がある。
アクション編
やるべきことは2つ。「モノを捨てるかどうか見極める」「モノの定位置を決める」
1.捨てる
場所別、部屋別ではなく、モノ別で片付ける。
・モノをカテゴリごとに一箇所にまとめる。
・触った瞬間にときめきを感じるものだけを残す(後は全部捨てる)
順番:衣類→本類→書類→小物→思い出品
衣類:トップス→ボトムス→かけるモノ→靴下→下着→バッグ→小物→イベントモノ(浴衣・水着)→靴
・ときめかない服を部屋着にするのはやめる。ジャージをはいてるいると、自然とジャージが似合う女になっていく
・プレゼントはモノそのものより受け取った瞬間のときめきで役割を終えている。
2.場所を決めて、しまう
一つの種類のモノは一つの場所に集中させる
<衣類>
・洋服をたたむのは、自分の手を使って洋服に触ってあげることで、洋服にエネルギーを注ぐことにある。
・立てる収納をする
・靴下はむずんでは行けない。ゴムがはって、休まらないから。
・衣替えはしない。場所に余裕がない場合は、小物類だけ衣替え。
<本>
・本を捨てるときは、触って判断。中身はけっして読まないこと。
・途中までしか読まれない本の役割は、途中まで読むことだったから。それを読むくらいなら、今読みたいとピンときた本を読んだほうが断然いい。
→僕の場合は50冊たまったらブックスキャン。
<書類>
・未処理:1つだけ未処理書類BOXをつくる→たて型収納ボックス設置(返信が必要な手紙や、書類など)
・保存(契約書):賃貸や保険の契約書はクリアファイルに保存。
・保存(契約書以外)説明書はだいたい捨てて、保証書はクリアファイルに入れておく。
自分以外の人にも
自分だけが片付けても家が片付かないとき。まず、自分のモノを黙々と捨てていくと、後を追うように家族が自分からモノを減らし始める。
他人の片付けられていないところを指摘したくなるのは、自分の片付けがおろそかになっているサインです。
そんなわけで、オフィスでもやってみようと思う。
・稼働してない本に家賃を払うなんてムダ
・課題解決には、課題を見えやすくする必要がある
・コードを綺麗に書くのは、そのほうが速いから
なんて、仕事にも応用できることばかり。きっと、片付いている家やオフィス には、よい運気が舞い込むに違いない。