堀江貴文、実刑確定。
最初に知ったのは、本人のツイートからだった。
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会見の内容は下記。
何かと僕の人生にも影響を与えている人で、
彼が居なかったら、と考えると下記が想定される。
- ブログを書いていなかっただろう
- テレビ局を辞めていなかっただろう
- そしていま、ベンチャーをやっていなかっただろう
僕と同じように影響を受けた人が他にもいるとしたら、彼が日本社会に与えた影響は少なくないだろう。
昔書いたブログがあったので、加筆(青い部分)してみた。
テレビとホリエモンと私 『イセオサム会議』
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■僕とホリエモン
<はじまり>
僕のブログライフは6年前、ライブドアblogから始まっている。
「HTMLが書けなくても情報発信ができる」
という点に惹かれ、直感的にやり始めた。
当時学生ベンチャーもやっていたが、当時はネットベンチャーでずっといこう、
という想いがあったわけではなかった。
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<社会人スタート>
2005年の日テレの入社式の際は、ちょうどライブドアがニッポン放送に買収をかけたところだった。
となりのフジテレビのメンツには、若干の不安があったのではと思う。
※もちろん、亡くなった氏家元会長も、テレビの危機と、自信について強く言及していた。
その時のテレビの中の人といえば、
・ネットは悪だ
・イイものを作れば視聴者はついてくる
・こんなに強いテレビがやられるハズはない
という発想が多く、
メディアの王様が初めて脅威を感じたかのごとく、変化に弱かった。
僕がこっそりワクワクしていたのは秘密にしておきたい。
モノをつくる、という産業なのでそれで良かったのかもしれないけど、
ビジネスが出来ないと、出したいコンテンツも視聴者に届けられないな、
と感じたのもこの事件がきっかけである。
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<初仕事>
配属されたズームインで、僕はニュースを担当していた。
初めて自分の企画が通ったのが、ライブドアへの取材であった。
タカラトミーと「人生ゲーム ライブドア版」 を出した時のイベントで、
六本木ヒルズに親子を招待し、人生ゲーム大会をする、という内容だった。
限定1000個のLivedoorエディション(まだ持ってる)
自分で回したカメラの映像も使われ、
新聞社の写真にもいくつか写り込んでしまったことが思い出である。
純粋に、明るいニュースを世に提供できる会社なんだな、と思ったし、
僕の担当する企画は明るいニュースにしたかった。
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<報道を去る前>
視聴率低迷に喘いでいたテレビ業界は、
すべてネットが悪い、と他人のせいにする部分もあった。
一方、ネタ探し、事件の裏付け探しなどは、積極的にインターネットの情報を頼りにしていた。
※ニュースをやる人が、必死にググったり、きっこのブログ読んだりしてるんだぜ。
テレビの方向性が「速報性」ではなく、
「わかりやすさを重視したまとめ」へシフトしていると感じたのもこのころ。
今でいうキュレーション。
なにか矛盾があった。
その中で、各局はライブドア捜査に記者を張り巡らせる日がつづいていた。
僕の同期もカメラ片手に六本木ヒルズに張り込んでいた。
ネットの象徴として、どこかに追いやりたいという思惑は現場にもあったんだと思う。
そして逮捕。
局内は祭り状態になった。
報道とはなんだろう、
みんなで事件を追い回すだけなのだろうか、
と深く考えた。
もちろん、信念を持って日々取材に取り組んでいる仲間もいる。
しかし、自分のいる場所がここではない、
との実感は、日々膨らんでいった記憶がある。
退職する際、報道局長から「ほりえもん」にはなるなよ、
とお言葉をいただいた。
今思えば、「彼のように法を犯すな」ではなく、「彼のように各所への説明を怠らず」、
しかし正しく物事をすすめよ、とのメッセージにも思える。
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<ネット業界へ>
今、ハロを一緒にやっている矢野 の紹介でオプトに入ったのだが、
まず目にしたのは紙切れになったライブドアの株券。
ショックをダイレクトにくらった方が大勢いた。
本来インタビューはここらの取引先や現場の人にすべきではないか、と思った。
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<ハロ立ち上げ後>
2009年、知人の紹介で一度ホリエモンのセミナーのお手伝いをさせていただいた。
実際にお会いし、言葉を交わしたのは初めてである。
一言二言しか交わしていないので、フツーのにーちゃん、という印象しかもっていないだろう。
彼は宇宙という夢を語っていたし、
事業化としての真っ直ぐさ、常識を疑う心に学ぶことも多かった。
アクションを起こしたから、こうした出会いがある、
という引き寄せの法則を感じた。
以上。
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といった感じです。
モロに影響受けてますね。
マスコミと検察からすれば、自分のプライドは守りたいのだろう。
そして、ニュースで持ち上げて落とすのは基本だ。
でも、僕のように愛想を尽かす人間もいるわけです。
(マスコミ全部にじゃないけど)
今も、テレビの方とお仕事をすることも多いですが、
「時代を変えるコンテンツを作る、新しい視聴スタイルを考える」という方向性でお付き合いしていきたい。
この2兆円市場を変革しないと、日本の情報産業が世界から取り残される危機を感じているから。