クックパッドの海外展開のポイントを考える

僕は今、運営に関わっているいくつかのサービスのグローバル展開を計画しています。boketeも、カオコレも、はたまたジョニーマウスなども。また、LockJoyは元々韓国のサービスを日本にローカライズしているのですが、他の国でもサービス展開が可能だと考えています。

日本のCGMの海外展開の事例では、Tokyo Otaku Modeみたいにいきなり海外というのは分かりやすいですが、日本→海外でしっかり当てられているWEBサービスは、非言語コミュニケーションのPixivや、CocoPPaくらいかなと。(※もちろんほかにも沢山あると思うんですが、僕はここらへんに注目しています)

というわけで、今回のCookpadの海外進出はすごく参考になるはず!
オフィシャルのリリース

実際のサイトはこんな感じで、Coolです。
https://en.cookpad.com/

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下記、リリースより引用

〜クックパッド(http://cookpad.com)の人気レシピを海外向けに英語に翻訳し、世界中から閲覧・検索できるようにします。
日本食は海外でも人気で、海外の日本食レストラン数は2013年3月時点で約5万5,000店舗、2006 年の2万4,000店舗から7年間で2.3倍に増加したとされます(農林水産省の推計より)。“Miso Soup” “Teriyaki” “Tofu” “Bento”など、多くの日本食のメニュー名が、そのまま世界で通用するようになってきています。また家庭料理としての日本食も、おいしいだけでなく見た目も美しく、健康的で栄養バランスが良い、と支持を集めています。そこで、日本食の家庭料理のレシピ数では世界一を誇るクックパッドのレシピのなかから、海外の家庭でも手軽に作りやすい人気レシピを英語に翻訳していきます。
クックパッド英語版『COOKPAD』は、クックパッドと同様にキーワードでレシピを検索できる他、“Vegetables(野菜)” “Meat(肉)”などのカテゴリ別にレシピを紹介します。オープン当初は約1,500品の掲載レシピ数からスタートし、早期に数万品まで増やしていく予定です。クックパッド英語版『COOKPAD』は、PC、タブレット、スマートフォンの各ウェブブラウザからご利用いただけます。

 

■僕が見た大事そうなポイント

  1. 「日本食のレシピ」を英語で紹介するサービスで、「日本のコンテンツを翻訳」からスタート
  2. すでにコンテンツが膨大にあるため、「どう見せるか」がサービスのベースとなっている。
  3. キーワード中心の日本とは異なり、「カテゴリ」で日本食に詳しく無い人も使いやすい
  4. 翻訳には、by◯◯さんと付いている →クラウドソーシングかな?ちょっと調べます。
  5. Nativeではなく、まずはPC、タブレット、スマホの各デバイスに対応したブラウザからの展開。

というわけで、すでにあるコンテンツを「翻訳」するところからスタートして、ここからどう現地のCGMにしていくのか、もしくはしないのか、などとても注目しています。

僕もクックパッドは毎週料理するたびに使うサービスなので、なおさら期待!頑張れCOOKPAD^^