いまさらですが、提案におけるオーダーとオファーの考え方

もう8年も前、僕が広告業界に来た時に先輩に教わったことを振り返ってみます。

クライアントからのオーダーを、そのまま真に受けて提案するという代理店が以外に多いと思うんだけど、僕が以前、博報堂出身の元師匠から教わったのが「オーダーとオファー」という考え方。(広告業界では割と浸透しているはず。タカヒロさんのインタビューにも
先方で決まっている内容を元にオーダーを受けたら、その場合の提案は考えつつ、そもそもの課題設定は合っているのかという提案をするのが本当に価値を出すということ。先方がもやもやしていたら、一緒に課題を整理してあげること。

例えば、1,000万インストール獲得したい、という課題を与えられた時にそのまま積み上げで獲得手法を並べたってしょうがない。1人100円で獲ったとしても、10億円かけるなんて現実的じゃないから。だから、クライアントと一緒に「Why?」まで考える。それが、クライアントと目線を揃える、パートナーとして信頼される、ということじゃないかな。

これは、サービスやアプリを創るときも一緒で、いいデザイナーやエンジニアは、「ここをこうしたい」と相談したときに「なぜ?」まで汲み取って実装してる。本当に頼りになると思えるパートナーなのです。そういう方たちと一緒にものづくりをすると楽しいですよね。