先週、『ロックジョイ』というiOS / Androidアプリをリリースしました。今回は、韓国のイケてるスタートアップ、Buzzvilさんと提携し、日本ではハロとの共同事業として展開しています。(提携と、サービスリリースの詳細はコチラ)
このアプリ、どんなものかと言うと、スマホの待ち受け画面に自動的に画像を配信してくれるものです。日本ではまだあまりないですが、Facebook HOME的なものをイメージしてもらえればと思います。例えば、ボケての画像なんかが1時間ごとに流れてきたり。
そして、時々流れてくる広告を見るとポイントが貯まる。なかなか楽しく、お得なアプリに仕上がってます。
なぜ、ロックスクリーンなのか?
最近だと、Facebook HomeやKakao Homeがニュースになりました。どうやらこの2つは現時点ではあまりうまくいっていない模様ですが、ザッカーバーグも、毎月アプリのアップデートをコミットするほどの力の入れようです。
では、今なぜロックスクリーンに注目が集まっているんでしょうか?
例えばiOSでは世に出ているアプリが約90万個以上あります。Google Playでも約70万個以上。ものすごい数ですね。対して、一般のユーザーが入れているアプリの平均値は40-50個と言われています。そうなると、もうホーム画面の場所の取り合いになります。
下は僕のiPhoneのホーム。ここ、取り合うの大変です。FacebookやTwitterでさえも、奥側に追いやられちゃってますね。
そんな中、この戦争から一歩抜けだそう、というのがロックスクリーンアプリ。
アプリは50個でも100個でも共存できる。
でも、ロックスクリーンはせいぜい1,2個の勝者が全部取る世界。
しかも、ユーザーは1時間に1回以上は必ずロックスクリーンを目にする・・・(自分で数えてみてください)
競争で言えば、アプリ同士の戦争より激しいかもしれない。しかし、ここに勝利した者は1時間に1回以上スマホを開くユーザーに、必ず触れることができます。 この部分を見逃すプレイヤーは果たしているんでしょうか?
一方、ユーザーにとっては、スマホの「顔」であるホームをどこか一企業にジャックされたくない、自分だけのものにしておきたい、とも思うでしょう。企業のエゴが、ユーザーの気持ちをどこまで動かすのか、の勝負になりそうな気もします。と言うことは、ユーザーに愛されるプレイヤーがやってきたら面白い分野・・・
韓国では、キャッシュスライドが数ヶ月で600万インストールを突破したニュースを耳にしている方もいるでしょう。アドラッテを一気に抜き去った、待受け画面でお小遣い稼ぎができるアプリ。何か一つでも、ユーザーの究極なニーズに根ざしたプロダクトは、強いのかもしれません。
ロックスクリーンを活用したアプリとその特徴
ここでは、ロックスクリーンを使ったアプリを5つ紹介します。4つはandroid専用、ひとつはiOSでも利用可能です。
1.Facebook Home
言わずと知れた、Facebookが毎月アップデートすると公言する戦略アプリ。待受で、いつでもFacebook=友達の情報が見れる、メッセンジャーやインスタグラムなど、ロックスクリーンから一発起動可能など、Facebook中毒にはたまらないアプリです。今後のFacebook Phoneの布石にもなっているのでしょう。
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スマホを手に取れば、すぐに友達の情報やメッセージが流れてくる。
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そんなの危険過ぎるw
2.Kako Home
韓国で90%以上のシェアを持つ、言わばコミュニケーションインフラのカカオトークも。2週間で100万インストールを突破したことも、勢いを感じさせます。
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デザインがいろいろ選べて、ランチャーアプリの要素が強い。
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ほぼランチャーアプリであり、ユーザーにとって果たして必要なのか!?4,000万人いるユーザーのうち、数百万人しかまだ使っていない、ということは・・・
ここから先が楽しみです。
3.キャッシュスライド
先日、アドウェイズと組んで日本進出することが発表された注目アプリ。韓国では、半年で700万インストールを達成、とも言われる実績があります。どの国も、おこづかい稼ぎ好きですね。
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アプリを開かず、android端末でスライドするだけでポイントが貯まるのがウリ
アドウェイズさんとのコンビなので、androidのCPI広告を始めとした、ダイレクトマーケティング系は強いでしょう。
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ユーザーとしての懸念は、大事な待受にどんな広告が出てくるか、だと思います。ソシャゲだらけになっても、というところです。
4.ラッテスクリーン
大体キャッシュスライドと同じですが、日本進出はちょっと早くて3月。
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既存のアドラッテのユーザー資産を生かして、ポイント共通化のメリットを活かせるかどうかでしょう。
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デザインがなんとも、好みの分かれそうなところです。
5.ロックジョイ
ハロ&Buzzvilの自前のプロダクトですが、android、iOS両対応がまず一番のポイントです。
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待受に流れてくる画像がフジテレビの番宣(写真はガリレオがオンエアされる時間帯に流れる待受)だったり、boketeの面白画像だったり、こだわってます。
androidに加え、唯一のiOS(iPhone)対応。特許出願済みです。
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リリースしたばかりですが、ユーザーの反応を待ちます。
勝手に誰がどんなロックスクリーンアプリを出してくるか予測
市場は盛り上がりつつありますが、ユーザーに一番近いところ、ましてやポータルに近い部分を取りに来ないプレイヤーはいないでしょう。
・おそらく一番近いのが、韓国でNAVER COVERをリリースしたLINE。日本だと、LINE COVERになるのかな?
・次は、Yahoo! 爆速でスマホ強化を進めているところですが、このアプリ戦略はもはやポータル。最前面のロックスクリーンが一番欲しいと思うし、一番フィットするはず。カカオとは別ブランドでやってくるのではないでしょうか。
・そして、サイバーエージェント。僕ならAmeba COVERとかでコミュニティのポータルとして出してくる本流を控えつつ、「こづかいゲットン」的な稼げるスライドアプリ「こづかいスライドン」をDelight名義で出します。
ドン。
・GREE、DeNAも何かしら考えるか、提携するかの動きをみせるのではないでしょうか。
・mixiは実はすごく愛されているメディアだと思うので、ロック画面での一発逆転あるかも。
などなど、勝手に推測しています。
iPhoneでも使えるの?
このロックスクリーンを活用するアプリは、基本的にはandroidでしか使えません。FacebookもAppleに掛け合っているとかなんとかいう情報もありますが、iOS7にそれが入るかどうか、不明です。
ただ、日本を始めとして、iPhoneが世界的に大きなシェアを持っているのは事実。ここに画像や広告を配信したい、そんなニーズも各所から聞こえてきます。
これができるんです。
そう、ロックジョイの入ったiPhoneならね。
試しに使ってみたい方はコチラよりインストールしてくださいませ。
iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/lagjoi-lockjoy/id656698242
android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.buzzvil.lockjoy
ロックジョイへの広告出稿や、コンテンツ提携のお問い合わせはハロの問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
全部僕が確認し、スタッフより返信いたします。
連載第2回目はコチラ→ 【第2回】スマホロックスクリーン革命〜スマホ広告の一等地を創るのだ〜