僕たちが「電話」というアプリに課金し続ける理由

 

こんにちは。

先日、こんなことがありました。お互いWi-Fi環境でLINEでチャットしてたのに、混みいってくると「電話」にコミュニケーションを移す。なんか笑ってしまう。なぜ、僕らは、そこにある「無料通話」を使わなかったんだろう?

世の中、LINEや、Kakao Talkや、commなど、スマホで無料電話やメールが出来るサービスが増えてきましたね。もちろん、10年前からSkypeはあったし、いろんなツールが登場してきましたが、PCではなく、「電話」として手にするスマホに搭載されたことが、インパクトが大きい理由だと考えています。

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Skypeが流行りだしてから、インターネットが好きな人の周りでは、電話は死ぬ。と言われてきました。しかし、その世界がすぐにひっくり返ることはありませんでした。Skype自体も電話をビジネスパートナーとして認識し、協業しています。

ただ、今回はどうでしょう?デバイスがスマートフォンになったことにより、ガラガラポンが起こりえるのでは?その時のポイントを考えてみたいと思います。

緊急のとき、僕らが手にとるのは「電話」

たとえスマホを手にしていたとしても、やはり「電話」

海外とやり取りするときでさえも、大事なときは「電話」

電話、つええ・・・

「電話」を一つのアプリとして捉えた場合、僕は下記メリットがあるので課金して使ってます。

  • 通信では、現状得られない通話品質
  • 受信側が一番着信に気づきやすい、ネイティブ連携
  • スマートフォン自体が持つ、「フォン=電話」という認知
  • 「世界中、ほぼ全員」が持っているという安心感
  • 「電話する」ことが最上で緊急性の高いコミュニケーションである、というメッセージ

など。もはや、電話ブランドと言ってもよいでしょう。さらに、決済する前に、「いくら課金したか分からない」という感覚も課金を助長させます。おそらく、無料通話を余らせているユーザーも相当数いるのでしょう。

逆に、電話では成し得ない機能もLINEやKakao, commたちにはあります。

  • グループチャット、トーク
  • 通話とメッセージの融合
  • ビデオ通話
  • 電話帳に入れる以外の方法での友達追加
  • PCとの連携

など。僕自身、LINEやSkypeで通話することもちょいちょいありますが、相手が3G回線だった場合、とか考えると躊躇します。LTE普及率が上がれば、かなり解消もされるかな。一方、海外と通話する際は、今のところSkypeになります。ここは、「コスト>品質」という考えです。当面は、電話単体ではなく、他機能やデバイスとの連携やデバイスをまたいだサービス提供、が電話からシェアを奪うポイントになりそうな気がします。

もちろん、ビジネスとして考えたら「電話」は現状、ただの客寄せパンダ。そこで収入は得られないし、開発、運営コストも膨大なものでしょう。だからこそ、「電話」を無料でばらまき、スタンプやゲームなどで収益を得る。ただ、本当に通話市場を奪っていくタイミングでは、skype同様、電話と共存するビジネスモデルなり、キャリアと協業をさらに進めるなりが必要になってくると思われます。昔あったやつとか。

参考:KDDIはSkypeでパンドラの箱を開けたのか?(日経ビジネス)2010年

KDDI、「LINE」と提携 au版をリリース ほか。

各メッセンジャーのシェア争いや差別化が話題にのぼりやすいですが、個人的には今年はここらへんに注目してます。そして各サービスの競争ではなく、大きな敵を倒しに行く、世の中のコミュニケーションを便利にする、という大きなビジョンにお互い共感しているところもあるんじゃないでしょうか。

もちろん、これらのサービスを運営している方々は、期待を裏切るやり方をしてくれるのでは、と思ってます。

 

ではまたね。