都知事選の告示がでました。今回の選挙に向けて、自転車ツーキニスト・イセオサム個人の活動として、「新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ〜2020年オリンピックまでに東京を自転車先進都市に!」というキャンペーンに賛同しています。
例えば、こんな街はいかがでしょうか?
ニューヨークのマンハッタン、快適な自転車インフラが整っている街です。
僕自身、ここ8年くらいほぼ毎日自転車で通勤したり、打ち合わせで都内を移動しながら、東京中を走ってきました。電車より早く、エコで、運動もできる。非常に理想的なスタイルだと考えています。
ただ、いざ自転車通勤をしてみると、大きく2つの課題を感じます。
1.車道走行が危険
まず毎日感じるのが、車道の走りにくさ。法律では、自転車は車道の左側を走行することになっていますが、実際走ってみると、幅不足から、ほぼ自動車と同様のレーンを走らざるを得ません。車のドライバーから見ても、自転車は危険に見えるでしょう。
2.駐輪場の不足
駅周辺では違法駐車の撤去を頻繁に行っていますが、その割に駐輪場のキャパシティが足りていません。しかも、ついガードレールに停めようものなら、街の景観を乱してしまいます。家から会社まで走って、駐車する。この2ステップだけなのに、両方難しい。この状況を改善したいと考えています。
同じ課題を持つロンドンでは、2008年の市長選で市の自転車環境の改善を求める4万人の市民が立候補者宛てに署名を行い、全ての主要候補者が公約として受け入れました。結果的に、2012年までの4年間で快適な自転車環境を整えることができたようです。
東京において、具体的にこの問題を解決する方法は、下記3点になります。
世界標準の自転車インフラとは – その1 車道上の自転車レーン
自転車が歩道を走るのは日本だけ。世界では車道を区分した自転車レーン整備が主流です。ニューヨークには1500km、ロンドンには900kmにおよぶレーン網がありますが、東京にはなんと9kmしかありません。
世界標準の自転車インフラとは – その2 分散設置された多様な駐輪スペース
駐輪場は十分あるのに、撤去が絶えない東京。その数、年間約65 万台。立地とニーズにミスマッチが。駅前だけでない分散型の駐輪スペース整備を。
世界標準の自転車インフラとは – その3 都心を網羅するシェアサイクル
パリのシェアサイクル「ヴェリブ」は300mおき約2000ヶ所のポートで全市をカバー。オリンピック期間中に急増する交通需要にも耐えうる、都心を網羅するシェアサイクルを。
自転車レーン、駐輪スペース、シェアサイクルの3つを整備することで、東京が素敵な都市になるはずです。
署名に賛同していただける方はこちらから署名、シェアをお願いいたします。(東京都民じゃなくても関心のある方はぜひ)