年末年始に読んだみんなの振り返りブログ、決意ブログが参考になったのでまとめてみました。
起業家が多いですが、目標の立て方と達成の手法はシューカツ中の学生にも参考になると思います。
経営者、会社に属する方、国会議員などいろんなプロフィールの方がいますが、働き方を考える上での選択肢が広がればと思います。
1. Retty立上げの経緯。2011年を振り返って by Retty 武田さん
確かハーバードのアントレプレナーシップに対する考え方だったと思う。
起業家精神とは、今あるリソースや自分の得意分野などを一旦全て取り払って、社会が求めてる問題だけを見て、スタートすること。リソースは後から必ず付いてくる。
2011年で数あるサービスの中で、マーケティングがうまいなと思った武田さん。「飲食」に関する問題意識がはっきりしているからこそ、つくって終わりではなく使ってもらうことを強く出せているのだと思います。創りたいサービスがあって、PHPをイチから学ぶ、という気合も!
2. 2011 by Wondeshake鈴木さん
今まで多 くの成功者のモデルは、成功後に体験談を語るケースが多い。でも成功してからじゃ、その人の喜び、辛さはほとんど感じられない状態になっていると思う。当 時のスリル、想い、それが全て事後的にまとめられる形ではそれを見る、聞く相手に違う印象を与える。「成功は簡単に手に入った」ということで、実情とは違 う認識をオーディエンスに与えるかもしれないし、逆に「死ぬ程がんばったから成功出来た」そういうとチャレンジ自体を諦める人を生みかねない。これはもち ろん間違っていないのだけど自分はこの形がもったいないと思った。事後報告ではなくて、リアルタイムでその「成功するか失敗するか分からない人々」の軌跡 を見れた方がきっとインパクトがあるって。正直Wondershakeが成功するか失敗するかなんて誰も分からない、でも今自分達が行っている活動をこの 瞬間から共有することで、さらにチャレンジをしたいってひとが出てくるはず。
リアルタイムで冒険を共有すること、僕も見ていて楽しいです♪
3. 新年の誓い!打倒Zyngaへの思い! by gumi国光さん
正直、今の若い世代がソニーの盛田さんや本田宗一郎さんの成功を聞いて奮い立つのは難しいと思います。今この時代にいる僕たちが、「まだまだ日本はやれんだぞ、日本舐めてんじゃねえ!」ということを見せていくこと、それが日本の再生に繋がっていくと信じています。
こんなにハングリーで、努力していて、しっかり間違っていることを指摘してくれる人はなかなかいないな、と僕はリスペクトしています。経営者としても、アニキとしても。有言実行を見ていくのは勇気をもらえるものです。
4. 2011年の振り返り、2012 by CyberX小柳津さん
人としての成長は、
仕事だけで完結するとは全く思っていない。合理性が時にはまかり通らない、
無償の愛が必要とされる家庭でも、
向き合いきることで、真の意味で成長すると思う。両輪の脳みそで成し遂げたい。
サイバーエージェントグループ総じてですが、彼は特にコミットが強く、やると決めたら結果を出す人、という印象。ハロとは創業期も近く、3年以上のお付き合いですが、みるみる会社を成長させていく彼を見て、本気で素晴らしいなと思っております。
5. 2011年のまとめ by エクスクゥエイド合原さん
3月には大学卒業と結婚、6月には子供が生まれ、父親になりました。26歳にして父親になるなんて25歳の時点では思ってなかったのでホント人生何があるか分からないですね!1年でこんなに多くの変化が起きるのですから。
大学の後輩であり、寿司職人でもある彼は、突然お父さんになっています。僕もビックリするくらいですから、人生って面白いですね。
6. 来年こそは日本に明確なVISIONを by 松田公太議員
11月、Twitterのご縁でAerosmithのライブを一緒に観に行きました。
経営で学んだこと。
厳しい時ほど、一人でも多くの社員の気持ちを同じ方向に向かわせないと、絶対に失敗するという事。
反対は必ず一定規模以上出ますが、その人達にもしっかりと説明をすれば、少なくとも邪魔をする人は減ります。
ベンチャーはゼロから立ち上げるものなので、VISIONは創りやすい。しかし、既に大きな船になってしまったものにVISIONをもたせるのは困難を極めるでしょう。そこへ取り組んでいる姿が素敵です。
7. 2012年度は by オルガロ野村さん
2009年の9月の創業から、現在まで必死にただひたすら生き残るためだけに時間を費やしてきました。この2年3ヶ月間の経験はこれからの僕の人生において大きな大きな財産になるはずです。
こちらも同い年つながり。僕からみるとすごくガッツがあって、本当に死ぬほど仕事をしているのが伝わってくる。なんでもいいから、必死にやりきるということが大事なのは、多くの人が証明しています。
8. 2011スマホ元年 by サイバーエージェント藤田さん
いくら働く環境を良くし、本人がやりたいことを重視して仕事をしてもらっても、
本質的なことが改善されなければ働きがいが長く続くことはありません。
本質的なこととは、
・個人が充分な報酬を得ていて、
・事業にそれを裏付ける収益があり、
・会社と自分の成長を実感できる。
といったことです。
広告代理事業の改革に着手し、その成果が現れてくると本当に恐ろしく感じています。一方、お仕事させていただいて、本当に頼りになる会社だな、とも感じています。
9. 日本でスタートアップを立ち上げて9ヶ月が経って思うことbyLabitもっちさん
僕の会社も含めて、2011年に立ち上がった会社が2年後も生き残っているかどうかは、まだ分からない。あと半年後くらいにはある程度わかってくると思う。仲間のためにも、生き残らなければいけないという焦りは、常にある。
この仕事にはタイムリミットがある。
これから起業をするという人のために、僕が会社を始めてから最初に起こったことを書いておく。それは、いきなりの大成功でも、堅実な利益でも、多少注目を浴びたことによる恍惚感でも、ビジョナリーでもない。ただの「閉塞感」だ。会社を始め、サービスを始めて、それで世界は少しでも良くなっただろうか?周りがちょっと注目しているだけじゃないか。思うようにいかないと悩んでいる間も資本金は少しずつ減っていく。何より怖いものは、僕らは閉塞感だと学んだ。問題が大きすぎて、最初に抱いていたビジョンを忘れてしまうことだと学んだ。方針転換や撤退に対する覚悟も大事だと悟った。なによりチームの粘り強さと、仲間と知恵を絞って解決に努めること、少しずつ前進して組織にノウハウを貯めていく必要があると思った。
そして僕のチームはいま、その道中にある。きっと周りの起業家仲間たちも、同じことで悩んでいる。
彼とは直接話したことはないけれど、すごく伝えるのが上手い人だな、と思った。感じることと、それを人に伝えること。それがすごく大事。また、上記にもあるとおり、スタートアップの現状をリアルに感じていて、それを受け止めて事業を進めていること。それをチームでやっていること。今年はどこかで話をしたいなと思う。
10. 1年フリカエリ「3人の子供との3度目ノ起業」 〜その1「起業二至るマデ」〜 by シェアゼロ中川さん
しかし次のSTEPに起業の選択を選ぶには、3つの「十字架」を背負っていた。
- 子供が3人(しかも3人目は生まれたばかり)
- 家のローン
- 本気でやりたいことがない(人生の目的が定まってない)
十字架を背負って、それをポジティブに考える事。いろんな閉塞感は、考え方次第。
オマケ Playful Workerとしての2011年の振り返り by イセオサム
僕は、すこしばかり、いや大いに楽観的で有り過ぎたのかもしれない。自分があってほしいように物事を捉えていたのかもしれない。 あと60年ある人生、ゆっくり、一歩一歩歩くために、まずは足元をしっかり見ようと考えるようになりました。
でも、あるとき、正面から向きあうことの大切さに気がつきました。ヨメが、本当にしんどい状況で僕に言ってくれました。そこから、全てが変わりました。
これまで全速力で走ろうとしていた僕にとっての、人生初めてのブレーキです。
こちらは僕です。一生のうち、幸せの量って決まっていて、振れ幅の問題なんだと思います。これまで何不自由なく過ごしてきた僕が、初めて正面から向き合った壁かもしれません。
みなさんも目標をシェアして、希望が生まれる2012年にしましょう。