25歳の時、オプトのみんなに送った卒業メール

 

今月で、前職を退職し、株式会社ハロを立ち上げて3年になります。

 

ちょうどちきりんさんのブログで「退職挨拶メール」を共有しよう!というエントリーがあったので、振り返りの意味も込めて3年前の自分を登場させてみたいと思います。

※以前書いていた「イセオサム会議」というブログに載せた記事(多少補足しています)

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2008年10月31日

本日がオプトの伊勢修としての最後の日です。

社内のみなさまには温かいお言葉をたくさんいただきまして、感激しております。

明日から、パートナーと立ち上げる新会社で活動することになりますが、
自分の言ったことに責任を持つよう、この「イセオサム会議」にも社内のみなさまに送ったメールを掲載しておこうと思います。

 

みなさまへ

私イセオサムは、2008年10月31日にオプトを卒業します。

そして11月1日より、モバイルに特化した新会社を立ち上げます。
これまで、本当にお世話になりました。

オプトライフを振り返りつつ、僕からオプトへのお礼の言葉を伝えさせてください。
長文となりますが、少しでも働き方の参考になればと思います。

 

僕がテレビ業界(日テレ)からオプトに来たのは、2006年3月。

既存のビジネスを守る企業から、動きの激しいネットの流れの中入ったことは、
非常にエキサイティングでした。

2年と7ヶ月を、少しだけ振り返ってみます。

 

■2006年
モバイル&クロスメディア部に所属した僕は、
ベンチャー感たっぷりのテレアポから始め、
営業と、メディアプランニング双方をこなし、むしゃらに働きました。
当時、チャリ通勤していたので、終電など気にせず深夜まで。。。

ハーフパンツで出勤し、Nさんの雷が落ちたことは忘れません。
(申し訳ありませんでした!)

この年、最短でMVPを取ると意気込んでいた僕は、年末の授賞式で見事撃沈。
オプトの層の厚さを感じました^^;

 

■2007年
組織も大きくなり、モバイルも営業とメディアの組織を分割。
そこからは、媒体社とのリレーション強化に努め、社外人脈の拡大を図りました。
ビジネスの交流会によく顔を出すようになったのもこのころです。

また、Yさんに「マネジメントしっかりやってから起業しろ」と
言われたことが強く印象に残っています^^

その後は、モバイルのグループリーダーとして、
「オプトで一番楽しいチームを作る」
というモチベーションで仕事に取り組みました。

メンバーに恵まれ、めちゃめちゃ楽しかった。
きっとメンバーの方も・・・だとよいなと思ってます。
(Rさん、Nさん、Cさん+Kさん、Yさん)

新規事業プランコンテストでは最優秀賞をいただき、
矢野(ハロを共同創業)とともにテストマーケティングを実施。
別会社化にはいたりませんでしたが、プラン立案の経験が財産になりました。

 

■2008年
電通との資本業務提携強化、というビッグニュースに震える中、
リーダー業務が仕事の中心になっていきました。

自分も含め、オプトで一番若いモバイル部にて、
自分で人を育てることの他に、「教えられる人を育てる」ことの難しさを痛感しました。

7月に営業に異動になり、モバイルの提案をメインにしながら、
視野拡大、粗利の追求、選択と集中の必要性を実感しました。

そして「自分が実現したいことを提案し、実行する」という想いの重要性を学びました。

そして今に至るわけですが、
僕を成長させてくださったのは、なによりも仲間の存在でした。

◆先輩方へ
これまで、本当に沢山のことを教えていただき、ありがとうございます。
営業同行したり、一緒にメディアと接する中で、
多くの技術、ハートを学ばせていただきました。
設立する新会社でも、何かお役に立つことができれば幸いです。

◆後輩たちへ
一緒に仕事をしてくれてありがとうございます。
楽しく仕事をするために、おせっかいですが一言だけ。
何かひとつ、自分のプロフェッショナルを見つけてください。
僕にとって、それがモバイルでした。(まだまだですが)

それがあると、クライアント様にも自信をもって語れますし、
社内外でも、いろんな方からの相談がきます。
・新規事業の立ち上げ
・媒体収益化
・VCの出資案件の相談
・他部署からの依頼(断らないでね^^) などなど。

◆一緒に仕事をしてくれた仲間へ
お互いを高めあい、尊敬できる仲間といたからこそ、
自分が成長できたと思います。
みなさまをライバルだと思ってました。
これからも、仲間でいてください。

本当に、ありがとうございました。

 

というメールです。

僕は、オプトの卒業生であることを、これからも胸を張って語っていこうと思います。
また、一緒に仕事ができることを楽しみにしております。

 

最後になりましたが、僕とお仕事をしてくださったお取引先様各位へ。

モバイルという、まだ新しいメディアに対し、積極的に取り組んでいただきありがとうございます。

これからも、オプトを、そしてイセオサムをよろしくお願いいたします。

 

2008年10月31日

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以上。

 

当時の僕は25歳。

20代で新しい分野のプレイヤーから10人単位のマネジメントまで、多くの経験をさせてくれた前職にやっぱり感謝、です。

でも、MVPは獲りたかったな。