先日、孫泰蔵さんが主催するMOVIDA JAPANさんでお話をする機会を頂きました。
名だたる経営者がお話されているコーナーなので、僕は経営というよりは事業を行っているプレイヤーとして、アプリを事業にするためのTIPSについて1時間くらい情報提供しました。お声がけいただいたイトケンさん、ありがとうございました。
これからプロダクトをリリースするチームが多かったので、出す前、そして出した直後くらいにどのように進めていくか、という割と具体的な内容をお話しました。
質疑応答を長めに行ったのですが、自分のプロダクトにこだわりを持った方に質問をいただくと嬉しいですし、協力したいな、と思ってしまいます。逆に、なにかイイネタないかな、とか、誰かこんなのつかうといいな、なんて具合だと、本気でそのプロダクトを世に出したいのか?などと考えさせられます。レベルの差はあれど、一人で考えこむのではなく、他チームや外部の方と刺激を受けつつものづくりをするの大事だと思います。
ところで、僕は割とこういった場に出るのが好きなのですが、それは目立ちたがり屋であることに加え、もう一点理由があります。
「エンジニアコミュニティにあるシェアの精神を、プロデューサー、ディレクター、マーケターの間にも根付かせたい」
ボケてを運営している株式会社オモロキのゆーすけべーこと和田さんと話していると、Perlのコミュニティに助けられていることが多い、と。その中では、LINEやDeNA、GaiaXなど、同じ言語を使う各社のエンジニアが情報をシェアしあったり、フレームワークを共有したりし、好きな言語のコミュニティを育て、楽しそうに仕事をしている。素晴らしいな、と。マーケティング周りでの情報共有は難しい面もありそうですが、出来る限り文化を進化させたいと思うようになりました。
例えば、今の僕はこんな課題を抱えています。
- ユーザーが300万人を超えてきそうな時の「カベ」の突破の仕方
- 日本以外の国、特に韓国、台湾、そして英語圏で展開するときの最初の一歩の手法
- 複数企業にまたがるチームでのサービス運営 etc…
おそらく、上記の課題を乗り越えた日本のサービスってまだ少なくて、皆、試行錯誤でやっていると思います。だから、その段階で情報は共有し、全員で突破すればいいんじゃないかと。ただ、クックパッドやニコニコ動画、pixivなどのメディアや、CocoPPaなどのアプリ、パズドラやコロプラさんのゲームなど、多くのユーザーに使われ、海外でも人気を得ている事例もいくつかあったり、幅を製造業などに広げたら沢山。
ただ、なかなかそのノウハウは外に出てきません。だから、僕らがこういう情報を得たい時って、とにかく自分から持ってるものを出して、まずは与えよ、的に進めるのが一番いいと思うんです。
まわりのサービスは決して敵じゃなくて、世の中を一緒に進化させる仲間だと思えると、楽しく仕事ができると考えています。僕も、僕が得たほんのすこしのノウハウも、あと数年で化石になってしまうので。
内容は、下記に記事にしていただきました。感謝。
THE BRIDGE:【企画】ベンチマークするサービスは、点ではなく線で観測しろ−−イセオサム氏が語る「事業としてのスマートフォンアプリの心得」 ※写真もこちらより拝借
U-NOTE:250万DLを超えたboketeをプロデュースするイセオサムが語る「アプリを事業化するための10のTIPS」
P.S.
こういった場の質疑応答で、多くの気づきを得ることが多いので、もし機会を頂ける場合は、お声がけくださいませ。
また、来年は世界に行くので、一緒にboketeを創る仲間を募集します。フロントエンドのエンジニア、デザイナー、コーダー、ディレクター、海外事業担当で興味ある方は、osamuise@gmail.comまでご連絡いただけたら嬉しいです。
同じくボケてコラボ委員会(http://omoroki.com/bokete-collabo/)では、アカウントプランナー、プロデューサーを募集しています。
興味ある方は、info@catch-ball.co.jpまでご連絡下さいませ。