元々、ソーシャルメディアへの拡散性や、スパムの排除などを目的として、
ブログのコメント欄をDISQUSをはじめとした外部サービスに委託してしまおう、という考えがあります。
海外では、FacebookのSocial Pluginも人気のようです。
ただ、国によって事情は違うようで、TechCrunchのコメント欄を見ると、
- USの方はFacebookのSocial Pluginを採用
- JapanはDISQUSを採用
例:東京のTeclosion 2011 Springで日本の優秀スタートアップ15社(14社+1人)が競う
といった状況です。
最近になって、日本のサービスでもnanapiのようにFacebookのコメント欄のついたサイトが出てきました。
nanapi:「2分05秒から見て!」 YouTubeを指定時間から再生できるURL
でも、
日本では、Facebookのコメント欄導入はまだ早いのか?
ということで、
導入する際のメリット、デメリットをまとめてみました。
<メリット>
- Facebookユーザーにとっては、自分のアイコンが表示されるため安心。
- 各コメントに、Likeやレスポンスができる
- Facebookから書き込んだコメントも、ブログに反映される
<デメリット>
- そもそもFacebookのアカウントを持っていないと投稿できない
- 実名で書くしかないので、慣れていないとハードルが高い
- 情報はすべてFacebookが持つことになる。
Facebookのアカウントがないと書けないって!
ここはクリティカル。
また、下記記事にあるように、Facebookは他アカウントでもログインできる機能を3月に実装したが、
GoogleとTwitterはそこには入っていない。(USのYahoo!やAOL、Hotmailなら可能)
TechCrunch:Facebook、新コメント・プラグインを発表―Google、Twitterは協力を拒否〔実例は元記事参照〕
日本でFacebookに常時ログインしている人口は、多めに見ても500万人前後。(2011年3月現在)
ネットユーザー全体の10%にも満たない。
これが、TechCrunch Japanが誰でもコメントのできるDISQUSを使い続ける理由、なのかな。
来年とかにはFacebookになっているのか、もしくはまた別の未来があるのか。
教えて、西田さん!
P.S.
実験的に当blogではFacebookのコメント欄を実装しています。