月別アーカイブ: 2011年7月

Wondershakeで心が揺れる日常を!

 

Wondershakeをリリースしたばかりの鈴木仁士(@Doubles9124)くんとランチをしました。

 

使ってみての感想などをフィードバックしつつ、想いと働き方について聞いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■Wondershakeを作る目的

 

日常を面白くしたい!

心が揺れる体験を作り出したい!

 

〜本人より〜

Wondershakeがあった結果、街に出向くことが面白くなるとか、大学に行く事が面白くなるとか、

人々の毎日の意識が変わってくると感じています。

近くにいたけど見えなかった可能性/価値を可視化するのが自分達の役目だと認識しています。 

 

※Wondershakeの”shake”は心が揺れる、という意味だそう。

 

 

■僕が共感する、サービスの面白いところ

その場所にいる人の興味が可視化されることにより、当たり前の場所が面白くなる。

いつもの場所で、非日常の出会いがある。

 

面白いサービスは沢山あるんだけど、使われるのはやっぱり日常で使える物。

いつもの生活が面白くなる、というところに共感します。

イベント用にもよさそうだね、という話もしたんだけど、

それは「非日常をさらに面白く」で、あくまで「日常を面白く」なところがいいなと。

 

 

 

■実際にこの1週間で起こったユーザーのアクション(ヒアリングベース)

・Wondershake上で出会って、飲みに行った。

・その場所やレストランに詳しい人が、料理を教えてくれた。

・友達とグループメッセージングサービスとして使った。

etc…

 

同じ興味を持つ人が、繋がっている。

それは、これまでのソーシャルグラフのもう1レイヤー上、

インタレストグラフでの関係性が実際に見えるようになった、という事の現れだと思う。

 

 

■サービスのコアとなるもの

 

「自分へのタグ付け、それが出会いへのキーだ。」

 

Tasteタグは、自分の興味関心のみならず、自分のプロフェッショナルを示すこともできる。

場所と、その瞬間が大事で、フォローや、フレンドという概念はおかない。

ソーシャルグラフはフェイスブックを活用し、本サービスでは持たない。

 

タグに特化することで、見えてくる世界が楽しみだ。

デザインもいいし、オリジナルのタグが増えてきたら集めたい。

人がつながるきっかけになるんですね。

 

 

■今後は?

趣味(Taste)、時間、場所をベースにサービスを拡張していく。

今のメインの利用場所はお店を想定しているが、今後はイベント会場や、職場も。

しかし、「いつもの場所」がベースであることは忘れず、というのが印象的だった。

このグラフィックにもその想いが現れていると思う。

 

 

 

 

 

 

 

※公式マニュアルby @little_shotaroさんはコチラ

http://www.littleshotaro.com/archives/1149

 

 

 

 

■起業という働き方

鈴木くんは現在大学4年生。

各メディアでも報道されている通り、今年、USに会社を登記する予定だ。

 

大学を卒業してから、本来僕らには沢山の選択肢がある。

が、90%くらいの人がシューカツ一本なのでは無いだろうか。

もちろん、やりたい事を見つけることは本当に難しい。

彼のように、「自分で決め、仲間を集める」のは一つの才能だとも思う。

 

だから、彼のように起業するもよし、もちろん企業で働くもよし。

でも、マジョリティ以外が「変わり者」なのではなくて、多様性を受け入れられる僕らになれたらいいな、と思う。

 

日常では起こりえない出会いがWondershakeで起こることを!

 

彼には、”魅力”というタグが付いているからいろんな人に助けてもらえると思う。

 

SMO宣言 ~ソーシャルメディアを整える~

 

近年、ソーシャルメディアのマーケティングへの活用が、
一定の認知を得てきたのではないかと思います。

 

 

今日は、僕なりのソーシャルメディア活用の一つの答えとして、ここにSMO宣言をします。

 

 

なぜSMM(ソーシャルメディアマーケティング)の中の、SMO(ソーシャルメディア最適化)か。

これまでの日本では、多くの場合ソーシャルメディアの活用は既存のマーケティング手法のオマケとして考えられてきたと思います。
キャンペーンにTwitterを使ったり、取り敢えずFacebookページをつくったり。

 

しかし、近年、その影響力が増え続けることにより、ソーシャルメディアが検索エンジン対策と同じく欠かせないものになって来たことを実感しています。
結果、ソーシャルメディアはただマーケティングにスポットで使うだけでなく、
SEO(サーチエンジン最適化)と同じく、常日頃から「最適化する」べきものになってきたと思うのです。

 

長谷部選手の言葉を借りれば、

『鍛えるものではなく、整えるもの』


 

 

 

 

 

そう、ソーシャルメディアを整えるのです。

 

 

 

SMO宣言目次

 

  1. 「ソーシャルメディア」とは何か
  2. SMOの重要性 ~SEOとの使い分け~
  3. SMOとは具体的にどんなものか
  4. SMOの実践方法
  5. 謝辞

 

 

1,「ソーシャルメディア」とは何か

 

Wikipedia(英語版)によると、

Social media are media for social interaction, using highly accessible
and scalable communication techniques. The term refers to the use of
web-based and mobile technologies to turn communication into
interactive dialogue.

ソーシャルメディアは、社会的インタラクションのためのメディアである。
誰でもアクセスできて、スケールしやすい技術が使われている。
コミュニケーションをインタラクティブ(双方向)なものにする、Webやモバイルベースのサービスにおいて使われる言葉である。

 

もっと具体的に言うと

  • Twitter
  • Facebook
  • mixi
  • Linkdin
  • blog

など。

つまり、コミュニケーションがインタラクティブになり、

インターネット上で情報がシェアされやすい社会が出来上がってきた、ということです。

 

 

 

2,SMOの重要性 ~SEOとの使い分け~

 

GoogleやYahoo!で検索をする人は、SEOやリスティング広告でサイトに連れてくることができます。
しかし、ユーザーに検索という行為が起こらなければ、彼らがサイトに辿り着くことはありません。

そこで、最近注目されているのが SMO(Social Media Optimization)です。

SEOからSMOへ

 

SEOが検索エンジン最適化なら、SMOはソーシャルメディア最適化。
つまり、「ソーシャルメディア上でのコンテンツの流通を最適化すること」です。

 

最近、こんな実感を持ったことはありませんか?

  • TwitterやFacebookなどで、よく自分好みの記事を見つける。
  • 知りたいことがあったので検索せずにTwitterにポストしたら答えが返ってきた。
  • この記事を友達に共有したい、と思ってツイートボタンを押した。

これらは、私たちの共感が引き起こしている行動です。

 

上記を見てわかるように、ユーザーがソーシャルメディア上で過ごす時間が加速度的に増えています。
昨年には Facebook が Google を訪問者数で抜き、滞在時間もソーシャルメディアにシフトしています。

Googleからfacebookへ

 

さらに、メジャーな各サイトへの流入が、Googleを上回る 状況になっています。
(現状の日本はUSと比較するとまだ少ないですが)

つまり、ユーザーの時間が検索からソーシャルメディアへ移っており、

これからその流れが加速するため、SEOのみではなく、SMOが大切になるのです。

(検索数は依然として増え続けているので、SEOが重要でなくなるという訳ではありません)

 

Google が昨年 Twitter ライクな Google Buzz をリリースしたり、

最近は露骨に Facebook ライクな SNS、Google+ をリリースしようとしていることからも検索からソーシャルにトラフィックが移りつつあり、

Google が焦っていることが伺えます。

 

日本では Facebook はまだ一般には普及していませんが、

Twitter は既に一般にまで普及していると言っても過言ではなく、

サービス提供者側としてもSEOだけでなくSMOも考えなければいけない時期に入ったといえます。

 

 

 

3,SMOとは具体的にどんなものか?

 

初出はOgilvy Public Relations社のRohit Bhargava氏が提唱した概念です。

Wikipediaより

Social Media Optimization (or SMO or Social SEO) is the methodizationof social media activity
with the intent of attracting unique visitors to website content.
SMO is one of many online methods of website optimization.

SMOは、Webサイト最適化手法の一種で、ソーシャルメディアからのトラフィックを増やすために最適化を行うことです。

 

これは2006年に提唱され、大きく5つの項目がSMOにおいて重要な要素として挙げられています。

  1. Increase your linkability コンテンツの魅力などによってリンクを貼られる可能性を増やすこと
  2. Make tagging and bookmarking easy タグやブックマークに追加してもらいやすい仕組みを作ること
  3. Reward inbound links リンクのインセンティブを高めること。パーマリンクやトラックバックの表示など
  4. Help your content travel コンテンツの形態を変えてWeb以外のところに持ち出せるようにすること
  5. Encourage the mashup 他のサービスとの組み合わせを推進すること

出典:Influential Marketing Blog: 5 Rules of Social Media Optimization (SMO) 
日本語訳:SMOとは 「ソーシャルメディア最適化」 エスエムオー: – IT用語辞典バイナリ

 

 

そして、2010年に下記のようにリニューアルされています。

  1. Increase your linkability Create shareable content シェアされやすいコンテンツをつくること
  2. Make tagging and bookmarking easy Make sharing easy シェアされやすい仕組みを作ること
  3. Reward inbound links Reward engagement エンゲージメントするインセンティブを高めること
  4. Help your content travel Proactively share content 積極的にコンテンツをシェアすること
  5. Encourage the mashup Encourage the mashup マッシュアップ(これは変更なし)

 

こちらでは、「SHARE」という概念が大きな要素を占めるようになっています。
2006年のブログのトラックバック時代が進化し、Facebook の Likeボタン や Tweetボタン などの仕組みが充実してきたことも背景にあると思います。

出典:Influential Marketing Blog: The 5 NEW Rules Of Social Media Optimization (SMO)

 

 

4,SMOの実践

 

SMOを下記の5つのポイントに基づき、実践に移します。

  1. シェアされやすいコンテンツをつくること
  2. シェアされやすい仕組みを作ること
  3. エンゲージメントのインセンティブを高めること
  4. 積極的にコンテンツをシェアすること
  5. マッシュアップすること

1. シェアされやすいコンテンツをつくること

検索からの流入では、GoogleやYahoo!のエンジンに引っかかりさえすれば、コンテンツの質は強く求められない時代でした。
(近年、スパム排除のために検索エンジン側も質を重視する方向性にシフトしています。)
しかし、ソーシャルメディアでアクセスを得るには、人がシェアしたくなるほどのコンテンツが必要です。

 

2. シェアされやすい仕組みをつくること

数年前までは、面白いサイトや記事、動画があったらメールで送ったり、Twitter にリンクを貼ったり、Youtube に上げたりしていました。
これは、シェアする側にとって手間のかかるものだったと思います。

しかし、近年 Facebook の Like や Sendボタン、Tweetボタン をはじめとして、コンテンツにシェアする「構造」を導入することで、この流れが早くなりました。

シェアしやすくするために、ブログのサイドバーや記事のフッターに Likeボタン や Followボタン を付け、定期購読してもらいやすくするなどの方法があります。

 

3. エンゲージメントするインセンティブを高めること

エンゲージメントは、日本語では「絆(きずな)」と表現されることもあります。人または企業と、ユーザーの結びつきのことです。
ユーザーに情報を見てもらうだけでなく、実際にアクションをとってもらうことで絆は生まれると言われます。

Facebookページを運営したことのある方は、管理画面で「エンゲージメント率」という項目を見たことがあると思います。
エンゲージメント率とは、どれだけのファンがアクションをとったかの割合です。

例えば、100人のファンがいるページのポストに対して7人がいいね!を押し、3人がコメントを書いた場合であれば、エンゲージメント率は10%になります。

 

しかし、ユーザーにもモチベーションがなければエンゲージメントは起こりません。

「そのブランドが好きなこと」に加え、「お得なこと」や「有益な情報」など、ユーザーにメリットを提供する姿勢が大切です。

 

例えば、Facebookでファンになったらキャンペーンに参加できる特権を与える、などです。

また、FacebookやTwitterでログインすることで、特別なコンテンツを見せる、といった事例もあります。

 

 

4. 積極的にコンテンツをシェアすること

自分、あるいは自社のTwitterアカウントやFacebookページで積極的に情報をシェアし、議論をファシリテートするのも有効です。

例えばFacebookやTwitterにおける富士急ハイランドさんは、

「お客さんが喜ぶネタの提供」「お得なキャンペーン」の積極的なシェアにより、

お客さんとのエンゲージメントを作っているのでは、と思います。

富士急ハイランドFacebookページ

 

 

5. マッシュアップすること

自分、または自社が出したコンテンツが、ソーシャルメディア上でリミックスされていくことを許容すること。

それが、ソーシャルメディア上にコンテンツを出す上で重要な要素となります。

 

ちょっと前に流行ったメントスコーラも許容から生まれていると思いますし、

Twitter上でのトヨタ、日産、ホンダ ~競合メーカー同士の歴史的やりとり~

もマッシュアップと言えるのかもしれません。

 

 

 

5,謝辞

 

この記事は、僕がリスペクトするデザイナーである@stocker_jpさんとのコラボ記事に加筆修正したものです。

[連載]WordPressでWebサービスを作る方法(7:ソーシャルメディアマーケティング)

SMOの力もあり、100のLike、200のTweet、500のはてブを頂くことができました。

今回、僕が自身が日常仕事にしているSMOとは何かを改めて考える機会を得ることができ、感謝しています。

ありがとうございました。

 

 

 

 

SMOでは、とにかくコンテンツが大事で、人に伝えたくなるコンテンツを提供し続けないと生き残ることは難しい と思われます。

大切なのは「コンテンツの質」です。

そして、それをシェアするシカケであるソーシャルメディアを整えることが、必須となるでしょう。

SMOの概念について興味を持たれた方は、TwitterやFacebook、もしくは下記formからご連絡くださいね。

CONTACT

 

 

7/20にオプトさん、Overtexさんとセミナーやります。無料、先着60名さま限定!

お申し込みはコチラ→http://atnd.org/events/17670

 

 

 

 

「Facebookって何?」を美容師の女の子に説明する方法

 

僕がいつも髪の毛を切ってもらっている美容師さん(20代女性)に、

「Facebookって何?」

って聞かれたんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おお、結構浸透してるんだな、って思いました。

 

で、

「7億人が使ってる、実名のSNSだよ」

と回答しました。

 

「え、全然ピンとこないんだけど・・・」

 

あ、そうか。

mixiとかやってないと、分からないのね。

20代普及率が半分くらいとしても、まあそうだよね、と。

 

 

で、

 

「元々ハーバード大学の顔写真入りの名簿で、

それが他大学へ広がり、大人にも広がり、世界に広がって、

7億人が使うようになったんだ」

 

と答えたら、

 

「なるほど!」

 

となったんです。

 

 

そして、今の日本では、

・先に大人が使い出して

・7億人に釣られて企業も乗っかってきて

・電通が提携してブームを仕掛けて

 

「なんかFacebookはビジネスに使えるらしい」という評判が出来上がってるんだな、

というギャップを認識したわけです。

 

 

使うのはユーザーだから、

まずは「名簿」っていうのを忘れずに使えたらいいな、と思います。

 

 

Twitterで企業が「やってはいけない」5つの振る舞い

 

※本記事はSocial Generationにも寄稿しています。

 

あなたのTwitterアカウントは、ユーザーに好かれていますか?

フォローされたり、話しかけられたり、声を聞いてくれてるな、と感じられますか?

 

人がモテたい、と考えるように、

Twitter上でも好かれるブランドになりたいものです。

 

 

 

アカウントの存在意義、方針によって運用手法は変えるべきなのですが、

「ユーザーとダイレクトに接する場所での振る舞い」

という視点で、5つのやってはいけないことを綴ります。

 

続きを読む

それは仕事でしょうか?

 

ちょっとだけ色の綺麗なテレビを創るのが仕事でしょうか?

ちょっとだけ業務を効率化するのが仕事でしょうか?

ちょっとだけ便利で、ちょっとだけ稼げるWEBサービスを創るのが仕事でしょうか?

 

 

たぶん、20年くらい前までは、

なにか欲しいものと、それがある未来がイメージできたんだと思う。

 

 

でも、今の身の回りには、大体そろってしまった感じ。

 

 

みんなが欲しいと思ったものを作ってきた時代から、

ただただ、競争するだけの時代へ。

 

 

便利はもう十分。

ちょっとだけ、楽しい未来を創っていこうかな。