さて、みなさんアプリは好きですか?
僕はまあまあ好きです。
こんなふうに、iPhoneをはじめ、Smartphoneを買うと沢山のアプリを並べることができます。
自分だけのコレクション。
ガラケーじゃできなかったことですね。
しかも、無料のものも含めてが30万個以上もあるとしたら、満足満足。
しかし、この傾向は今後どうなっていくでしょうか?
こんな記事もあります。
Jumptapレポート:モバイルユーザの58%は「アプリケーション」ではなく「ブラウザ」を利用してコンテンツを閲覧
あれ、ブラウザのほうが多いの?という反応が多そうです。
これは、データによって、アプリのほうが多かったりと、かなり異なります。
それでは、今後はどうなっていくのでしょうか?
僕個人の感想としては、アプリって、前時代的的な感じがするのです。
たとえば、PCのメールなら、デスクトップアプリのBeckyから、gmailへと、
以前はデスクトップアプリだったものを、ブラウザで済ますようになってませんか?
そんな中、iPhoneが出てからは、
Smartphoneで再び「アプリ」といういちいちダウンロードしなければならないものが流行ってます。
客観的に見たら、時代に逆行している。
回線環境、端末のスペックがまだイマイチなので、ダウンロードしなければならない。
そう考えると、アプリは過渡期にのみあるものだと考えています。
現時点でアプリが流行っているのは何故か?
そして、これからどちらがスタンダードになるのか?
目安を付けるために、メリット、デメリットを挙げてみます。
■アプリのメリット
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ネイティブ機能が利用可能(カメラなど)
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特した気分(ユーザー体験としてリッチで、ソフトウェアが格安で手に入る気分)
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マーケットがある(商品が並ぶお店にいく感覚ですね)
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都度通信しなくてよい(まだ通信環境がよいとは言えないので、オフラインで使えることも大事)
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アイコンが目立つ為、サービスにアクセスしやすい
■デメリット
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インストールしなくてはならない
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アプリ間の移動が体験としてよろしくない(アプリを閉じたり開いたりは面倒ですよね) ※主にiOS
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複数の端末で同期するには、都度ケーブルを繋ぐ必要がある(クラウドのない時代のようです) ※主にiOS
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新機能が追加された際、更新しなくてはならない(更新、たまってる方多いのでは?)
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大量に端末にもつと、容量を食う
■ユーザーとしての気持ち(2011年時点)
- インストールはしたくない
- リッチな体験は欲しい(アプリは世界観が出せます)
- スムーズに遷移したい(特にアプリとブラウザの行ったり来たりは面倒)
etc…
最近PCでは、Chrome web storeでAngry birdをはじめとたゲームが、
ブラウザにインストールできる環境が整ってきました。
さらに、PCアプリでの課金があるとしたら、モバイルでもありえるでしょう。
グーグル、Webアプリのマネタイズを提供、わずか5%の決済手数料 …
どのような条件が揃ったらSmartphoneでブラウザ化が進むというと、
下記だと考えています。
■今後ウォッチすべき変動要素
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端末のスペック
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回線速度
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ネイティブ機能の独自性
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アプリ、ブラウザコンテンツの絶対数
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コンテンツのクオリティ
最終的には、上記を踏まえてネイティブ機能が生かせるものはアプリ、
ライトなコンテンツ、広がりを持たせたい物はブラウザ、
というふうに別れていくと思います。
回線状況が整うまではアプリですね。
ただ、コンテンツを創る側の気軽さで言えば、
「アプリじゃなくても出来るものをイチイチマーケットに上げるのがめんどくさい」
ということで、今のうちから、「Smartphoneのブラウザコンテンツ」に
注力していくのも面白いと思うんですね。
HTML5, CSS3, Javascriptの流れで。
数年後にはきっと、ブラウザベースのサービスがメインストリームになっていると思います。
特にandroid。
※追記
例えばiPhoneのfacebookのアプリってイケてないですよね。
でも、ブラウザ版の出来はすごく良い。
Quoraの例だと、アプリ自体がありません。
でも、ブラウザ版が完全にモバイル対応しています。
閲覧系コンテンツは、既にブラウザの時代に入っているのかな、と思いますがいかがでしょう?
ピンバック: 【続】アプリかブラウザか、それが問題だ コマース編 | ossam.jp