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【続】アプリかブラウザか、それが問題だ。モバイルコマース編

 

先日書いたエントリーに沢山の反響をいただき、ありがとうございます。

 

アプリかブラウザか、それが問題だ スマートフォン編

 

 

mashableに、モバイルコマースにおいてのアプリかブラウザか問題の記事があったので、

まとめてみました。

Native App vs. Web App: Which Is Better for Mobile Commerce?

※私Non-nativeなので、誤訳あればFacebookコメントなどでご指摘いただけると幸いです。

※青字は私の補足です。

 

Smartphone, tabletブームの恩恵を最も受けるのは、モバイルコマースだろう。

モバイルコマースの市場はPCほかと比較するとまだ小さいが、

大きなポテンシャルを持っていると見ることができる。

 

ebayやAmazonは、年間数十億ドル(数千億円!)を

モバイルコマースのためのアプリやサイトから売り上げている。

(もちろん僕もAmazonのアプリでよくモノを買う)

 

2011年3月のレポートによると、

ヘビーなモバイルユーザーの内49%が6ヶ月以内にモバイルで購買をしているという。

49% of “heavy mobile web users” have made a purchase using a mobile device.

 

マーチャントは、”e-commerce”のみならず、”mobile-commerce”の戦略を考える時代になった。

そのためには、モバイルでの購買に最適化されたサイトorアプリを創ることが必要である。

 

 

※参考

日本では、2005-6年くらいに出ていた話題ですね

日本のモバイルコマースの売上は2009年時点で9681億円。(コンテンツは除いてます)

現在は、1兆円を越えていると想定。

 

 

 

 

 

※出典:MCF

 

 

対して、USの市場は下記。

2010年売上34億ドル(1ドル=80円換算で約2720億円)  前年比140%アップ

日本の1/4くらい。

ebay,Amazonをはじめ各社が圧倒的な伸びを見せていると考えると、

今季は140%以上の伸びを見せるでしょう。


 

 

出典:Nacirema社会の実情と移動手段の発展

 

 

 

モバイルサイトと、アプリ、どちらを選ぶべきか?

 

これは、2011年のモバイルweb業界で、Hotな議論となるだろう。

いくつかのdeveloperはhyblidな手法をすでに構築しているが、問題は複雑だ。

HOW TO: Make Your Mobile Websites Act More Like Native Apps

(jQuely mobileもその中の一つ)

 

まずは、出来る限り多くのチャネルを構築することだ。

コンバージョンレートはプラットフォームや商品の並べ方によって大きく異なるが、

どこにリソースを割くかを決めることは、困難だからだ。

 

 

コンバージョンレートはプラットフォームに依存する

 

※mashableよりそのまま拝借

 

ひとつの例では、アプリの約2倍以上のユーザーが、WEB経由で購入しているようだ。

しかし、すべての企業がアプリを提供していわけではないなどの理由があるので、

これは一つのFACTでしかない。

その他のFACTも並べてみる。

  • iPhoneアプリの場合、WEBより30%コンバージョンレートが高い
  • androidの場合、アプリでもWEBでも変わらない
  • Black berryになると、アプリのコンバージョンレートのほうが低い。

 

直感的には、納得できそうじゃないですか?

アプリのクオリティ、端末の表現できること、世界観etc…

 

もちろん、考えるべきは自分の顧客がどんな人たちで、どんなデバイスを持っているかだ。

ユーザーの半分がiPhoneを持っているなら、コンバージョンレートの高いiPhoneアプリに注力すべきだし、

Black berryならWEBだ。

 

 

表示スピード

 

PCサイトと同じく、スピードは重要な要素だ。

  • 表示スピードが遅ければ、ユーザーは離れる
  • WEBで、PCと同様のサイトが表示するようなら購買したくなくなるだろう

 

面白いことに、No.1のWalgreensのアプリとモバイルサイトは、ほぼ同様の作りだ。

(ユーザーがPCでも、モバイルサイトでも、アプリでもどこでも買える、というのを意識しているのか?)

 

 

HTML5 to the Future

HTML5はVideoの未来を変えるように、

モバイルコマースにとっても非常に重要な役割を果たす。

  • ローカルストレージ
  • オフラインでの利用
  • HTML5ベースで作りカスタマイズすればアプリにできる

 

などを活用することで、Developerは

Smartphoneやtabletに最適な体験を創りだすことができる。

この技術で、新しいデバイスが出てきたとしても対応できるだろう。

 

 

以上!

 

考えてみるとアタリマエっぽいですが、

「とりあえずアプリ作れ!」とか言うまえにユーザーを見ましょう。

 

 

 

※参考記事

アメリカのモバイル・コマース市場概要(2010年)

モバイルコンテンツフォーラムレポート(2010年)

 

 

ちなみに、本家mashableの記事を書いている方はたいそう美人さんです♪

Christina Warren Christina Warren

アプリかブラウザか、それが問題だ。スマートフォン編

 

さて、みなさんアプリは好きですか?

 

僕はまあまあ好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなふうに、iPhoneをはじめ、Smartphoneを買うと沢山のアプリを並べることができます。

 

自分だけのコレクション。

 

ガラケーじゃできなかったことですね。

しかも、無料のものも含めてが30万個以上もあるとしたら、満足満足。

 

 

しかし、この傾向は今後どうなっていくでしょうか?

 

 

こんな記事もあります。

Jumptapレポート:モバイルユーザの58%は「アプリケーション」ではなく「ブラウザ」を利用してコンテンツを閲覧

 

あれ、ブラウザのほうが多いの?という反応が多そうです。

これは、データによって、アプリのほうが多かったりと、かなり異なります。

 

 

それでは、今後はどうなっていくのでしょうか?

 

 

僕個人の感想としては、アプリって、前時代的的な感じがするのです。

 

 

たとえば、PCのメールなら、デスクトップアプリのBeckyから、gmailへと、

以前はデスクトップアプリだったものを、ブラウザで済ますようになってませんか?

 

 

さらに、chromeを使うようになると、ブラウザのタブ一つ一つをアプリとして認識するようになります。
メール、カレンダー、Facebook、Hootsuiteそれぞれがアプリ。

 

 

 

 

そんな中、iPhoneが出てからは、

Smartphoneで再び「アプリ」といういちいちダウンロードしなければならないものが流行ってます。

 

 

客観的に見たら、時代に逆行している

回線環境、端末のスペックがまだイマイチなので、ダウンロードしなければならない。

そう考えると、アプリは過渡期にのみあるものだと考えています。

 

 

現時点でアプリが流行っているのは何故か?

そして、これからどちらがスタンダードになるのか?

目安を付けるために、メリット、デメリットを挙げてみます。

 

 

■アプリのメリット

  1. ネイティブ機能が利用可能(カメラなど)

  2. 特した気分(ユーザー体験としてリッチで、ソフトウェアが格安で手に入る気分)

  3. マーケットがある(商品が並ぶお店にいく感覚ですね)

  4. 都度通信しなくてよい(まだ通信環境がよいとは言えないので、オフラインで使えることも大事)

  5. アイコンが目立つ為、サービスにアクセスしやすい

 

 

■デメリット

  1. インストールしなくてはならない

  2. アプリ間の移動が体験としてよろしくない(アプリを閉じたり開いたりは面倒ですよね) ※主にiOS

  3. 複数の端末で同期するには、都度ケーブルを繋ぐ必要がある(クラウドのない時代のようです) ※主にiOS

  4. 新機能が追加された際、更新しなくてはならない(更新、たまってる方多いのでは?)

  5. 大量に端末にもつと、容量を食う

 

 

■ユーザーとしての気持ち(2011年時点)

  • インストールはしたくない
  • リッチな体験は欲しい(アプリは世界観が出せます)
  • スムーズに遷移したい(特にアプリとブラウザの行ったり来たりは面倒)

etc…

 

 

最近PCでは、Chrome web storeでAngry birdをはじめとたゲームが、

ブラウザにインストールできる環境が整ってきました。

 

 

さらに、PCアプリでの課金があるとしたら、モバイルでもありえるでしょう。

グーグル、Webアプリのマネタイズを提供、わずか5%の決済手数料

 

 

どのような条件が揃ったらSmartphoneでブラウザ化が進むというと、

下記だと考えています。

 

 

■今後ウォッチすべき変動要素

  1. 端末のスペック

  2. 回線速度

  3. ネイティブ機能の独自性

  4. アプリ、ブラウザコンテンツの絶対数

  5. コンテンツのクオリティ

 

 

最終的には、上記を踏まえてネイティブ機能が生かせるものはアプリ、

ライトなコンテンツ、広がりを持たせたい物はブラウザ、

というふうに別れていくと思います。

 

回線状況が整うまではアプリですね。

ただ、コンテンツを創る側の気軽さで言えば、

「アプリじゃなくても出来るものをイチイチマーケットに上げるのがめんどくさい」

 

ということで、今のうちから、「Smartphoneのブラウザコンテンツ」

注力していくのも面白いと思うんですね。

HTML5, CSS3, Javascriptの流れで。

 

数年後にはきっと、ブラウザベースのサービスがメインストリームになっていると思います。

特にandroid。

 

 

※追記

例えばiPhoneのfacebookのアプリってイケてないですよね。

でも、ブラウザ版の出来はすごく良い。

 

Quoraの例だと、アプリ自体がありません。

でも、ブラウザ版が完全にモバイル対応しています。

閲覧系コンテンツは、既にブラウザの時代に入っているのかな、と思いますがいかがでしょう?

HTML5でFRANCK MULLER的なiPhoneアプリを作ってみた!

 
FRANCK MULLERが好きなんだけど、買えないので、作ってみた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうどう?

 

 

 

ん、ちょっとデカい?

 

 

 

でも、ちゃんと動く時計です。

 

 

 

欲しい方は、iPhoneで下記リンクを開いてね。

iPhone FRANCK MULLER

(Homeにブックマークすれば、ネタアプリに!)

 

 

 

 

■中身解説

  • HTML5とCSS3、Javascriptで作ったwebアプリです
  • canvas使って時計を動かしてます。
  • サーバーはDropBox(最近お気に入りの使い方)

参考:超初心者さんへ!TextEdit(メモ帳)とDropboxでWebページを作ろう

 

■参考書籍

iPhone/iPad × HTML5アプリ制作
古籏 一浩
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 12391

 

 

 

 

 

 

GW明けから、してこうかな。